秦氏千年の計40 占いで知られる「算命学」は飛鳥時代に伝来していた

 天武てんむ天皇は、兄の天智てんぢ天皇と同じ母親である斉明さいめい天皇(皇極こうぎょく天皇、2度御即位たびごそくいあそばす)から生まれた同母系兄弟です。  同じ母系の姉妹しまいや兄弟きょうだいは、古いにしえよりの「エオト …

秦氏千年の計37 飛鳥時代の『廃仏運動』

 敏達びだつ14年(585年)3月、「廃仏派はいぶつは」の物部守屋もののべの もりやは、  「疫病やくびょうは仏教信仰のせい」として、大連おおむらじの権限を乱用し、  蘇我馬子そがの うまこが造営ぞうえいした仏舎ぶっしゃ …

秦氏千年の計36 荒れる『崇仏論争』

 聖徳太子しょうとくたいしは「厩戸うまやど」でお生まれになられた厩戸皇子うまやとのおうじとしても知られるのですが、太子たいしを表す御名おんなとして、 「豊聡耳とよとみみ」との表記の方が多く見られます。  これは、一度に1 …

秦氏千年の計31『わび茶』の完成と『茶の湯』の終焉

 唐物からものの流行は、室町むろまち幕府 第3代将軍 足利義満あしかが よしみつが日明貿易にちみんぼうえきで得た豊富な資金で珍しい唐物からものを購入し、  北山の金閣寺きんかくじに明みん(1368年ー1644年)よりの客 …