地霊散歩
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スサノオ。スサノヲ。建速須佐之男《たけはやすさのお》命。素戔男尊。素戔嗚尊。須佐乃袁尊。神須佐能袁命。須佐能乎命
母は伊弉冉《イザナミ》尊、父は伊邪那岐《イザナギ》命。姉にアマテラス、兄にツクヨミ
荒御魂《あらみたま》を持つ『荒神《あらがみ》』である。
朝鮮半島はかつての新羅に在ったとされる曾尸茂梨《ソシモリ》に御降臨あそばされ、その場所は現在の春川《チュンチョン》郡にある牛頭山ではないかと考える者たちもおり、スサノオは牛頭天王《ごずてんのう》と習合した。
その後、「船を作って東に渡り出雲国の簸川《ひかわ》(斐伊川《ひいかわ》)上流にある鳥上之峯《とりがみのみね》(船通山《せんつうざん》)に至った。」
とあるので、スサノオと出雲との関係は深い。
ギリシア神話の中でも、アマテラスが豊穣の女神デメテルならば、
スサノオは、デーメーテールの弟であるゼウスや、夫である海王ネプチューン、デーメーテールの娘を死後の世界へと連れ去った冥王ハーデスの役割をも果たした後、
神と人間との息子、ヘラクレスが9つの首を持つヒュドラを倒した如く、8つの首を持つヤマタノオロチ退治の役回りへと移り、
その後は娘を嫁がせる父親として振る舞う男神である。
日本の原初的神とする意見があり、『蘇民祭《そみんさい》』において「蘇民将来《そみんしょうらい》の子孫は無病息災が約束される」と告げた。
『旧唐書《くとうじょ》』にある「毛人之国」とは、スサノオが自らの「毛」を植えそれが「木」になった「紀の国・紀伊国」和歌山県や、
「毛野《けの》」の国である群馬県と栃木県南部、もしくは7世紀まで続縄文文化の生活を続けていた北海道の縄文人の情報が、出雲族よりもたらされた物。
あるいはスサノオとの関連から、出雲系を「毛人《けひと・きひと》」と言ったとも考えられ、実際に紀伊国に住む人々を「紀人・樹人《きひと》」と万葉集にもある。
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