日本に核武装が必ず近い将来される【核武装論議】

人類の敵 -共産主義勢力から自由を守る方法- 単行本(ソフトカバー) 掛谷 英紀 (著)

 
 日本に核武装が必ず近い将来される。これは確定事項です。

 可能性は大きく分けてこの2つ、

① 日本国政府が自国及び同盟国の防衛のため核武装をする。

② 日本国が核武装できずに他国に侵略され、その侵略国がアメリカを照準とした核武装をする。

 この2つとなります。

ロシア発 世界恐慌が始まる日 新たな戦勝国と敗戦国が決まる 単行本(ソフトカバー) 渡邉哲也 (著)

 
ロシアが「北海道はロシア領」だと言い張り、チャイナがあからさまに尖閣諸島せんかくしょとうの周辺を恫喝どうかつする今、これは差し迫った現実となっています。

 しかし自民党・公明党 連立与党に核武装論議かくぶそう ろんぎなし。

 と言う事で、残念ながらの、

 「日本国が核武装できずに他国に侵略され、その侵略国がアメリカを照準とした核武装をする。」

 が、可能性は大きいでしょう。

とにかくどちらにしても、近々きんきん日本へ核武装はされますよ。

中国の大プロパガンダ ――各国に親中派がはびこる〝仕組み〟とは? (扶桑社新書 421) 何 清漣 (著), 福島 香織 (翻訳)
 

『米ソ冷戦』構造が無くなり、1993年1月にアメリカ民主党のビル・クリントンがアメリカ大統領へ就任すると、アメリカ民主党は判断を誤って日本経済を崩壊させ、その経済力がチャイナへと移りました。

 そして現在チャイナは、アメリカや世界を経済力と軍事力の両方でおびやかす存在となっています。

日本経済がアメリカの不安ふあんあおる事はあっても、日本の軍事力がアメリカの脅威きょういになる事はありえませんでした。

 しかしチャイナは違う。

チャイナが経済力を持った事で経済的脅威だけでなく軍事面でもアメリカへと敵対しています。
 

 今後、核武装でも再びアメリカは同じあやまちをおかして日本をチャイナやロシアへ売り渡し、アメリカを核ミサイルの標的台として仕舞うのでしょうか?

 ヤラれたらヤリ返すのは正しい考え方です、けれども相手を間違ってはなりません。

アメリカ人にあだっても、それは本当のかたきではないからです。
意味の無い事はせず、意味のある事に労力をさくべきなのですから。

 
 ウクライナのゼレンスキー大統領が、アメリカ連邦議会オンライン演説で「真珠湾攻撃しんじゅわん こうげき」を口にすると、「ウクライナ支持はもう辞めた」と語る人々の声が方々ほうぼうで響いたものです。

 しかし、真珠湾攻撃しんじゅわん こうげき異質いしつさを考えるなら、本当に日本人がかたきをとるべき相手が見えて来る。

 そんなに真珠湾攻撃しんじゅわん こうげき戦果せんかがあったのなら、第2次攻撃、第3次攻撃を行い、ハワイ占領くらいやれば良かった。

ですが、真珠湾攻撃しんじゅわん こうげきは一度だけ、まだB29が飛ばない時代になんのための攻撃だったのか、他の作戦から逸脱いつだつし過ぎています。

「ザ・ロスチャイルド」大英帝国を乗っ取り世界を支配した一族の物語 単行本 林千勝 (著)

 
ただアメリカ国民を怒らせるためだけの目的で「真珠湾攻撃しんじゅわん こうげき」を、日本へヤラせた連中と、

2020年のアメリカ大統領選で「バイデン・ジャンプ」を決め、ロシアのプーチン大統領を手を変え品を変えて、「ウクライナ戦争」をケシカけた奴らが同一勢力ならば、

 彼らにとって「真珠湾攻撃しんじゅわん こうげき」は、成功体験なのですから、言いたくなるのは当然と言えば当然です。

真珠湾攻撃しんじゅわん こうげきが〜」と言う奴が今後も出て来るならば、それを言わせてる連中が「自己紹介」したと考えるのが妥当だとうでしょう。

自滅するアメリカ帝国―日本よ、独立せよ (文春新書) 新書 伊藤 貫 (著)

 1960年代〜70年代当時、中国共産党の周恩来しゅうおんらい 首相は、『赤穂浪士あこうろうし』を例にあげ、

 「日本は従順じゅうじゅんなふりをして仇討あだうちの機会きかいをうかがっている。」

 そうアメリカに伝え、日本が核武装すれば必ずアメリカへ復讐ふくしゅうすると、思わせる事に成功したそうです。

だが元来がんらい赤穂浪士あこうろうし仇討あだうちは、

 「いのちしむな、をこそしめ」であり、

弟君おとうとぎみでのはん再興さいこうを希望し、しかし徳川幕府から許されず、
再就職さいしゅうしょくの目が無くなった彼らは、仇討あだうちをげて武士ぶしとしてげる事で、自分たちは切腹せっぷくするけれども、親類縁者しんるいえんじゃ就職しゅうしょくや将来の生活の安泰あんたいを望んだものなのです。

歌舞伎の演目えんもくでも「松浦の太鼓まつうら  たいこ」のように、兄の大高源吾おおたか げんご仇討あだうちに成功しますから、茶をてるのが下手な妹のぬいの生活も、主君しゅくんより保障ほしょうされました。

 これが基本的な日本人の、赤穂浪士あこうろうし仇討あだうち『忠臣蔵ちゅうしんぐら』に対する認識です。

東大教授がおしえる 忠臣蔵図鑑 単行本 山本 博文 (監修)

 
柳生但馬守宗矩やぎゅう たじまのかみ むねのりは、徳川家康とくがわ いえやすつかえると、家康の上杉景勝 討伐うえすぎ かげかつ とうばつ従軍じゅうぐんし、その道中に石田三成いしだ みつなりらの西軍挙兵きょへいを知るや家康のめい柳生庄やぎゅうのしょうにとって返し、筒井つつい氏や大和やまと豪族ごうぞくと協力して西軍の後方牽制けんせいを行っている。

この功績こうせきから、父の代で失った領地を取り戻し柳生家再興やぎゅうけ さいこうげ、2代将軍 徳川秀忠ひでただ・3代将軍 徳川家光いえみつと、2代続けて将軍家兵法指南役しょうぐんけ へいほうしなんやくつとめ、

徳川幕府のスパイ組織、公儀隠密こうぎおんみつを作り幕府惣目付そうめつけ(スパイ長官)となった人物です。
 

 「てきるにはあらず。卒尓そつじ軽率けいそつ)に仕掛しかけずして、手前てまえ(自分の領域りょういき)をかまえて、てきられぬようにすべし」

剣法けんぽうですから相手を稽古けいこをします、ですが自分の領域りょういきたもちつつ準備して相手に「られぬ事」が大切と言っている訳です。

これで『殺人さつじん』から『活人かつじん』へ、すなわち ❝ほこめる❞【 】となりました。

 そして日本の核武装もこのようにいたせば、相手をる事なく、こちらもられずの、『活人かつじん』による核抑止政策かくよくしせいさくが行えるのです。

兵法家伝書: 付 新陰流兵法目録事 (岩波文庫) 文庫 柳生 宗矩 (著), 渡辺 一郎
 
 
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