9月8日、香港の民主化デモ行進がアメリカ総領事館まで星条旗を振りながら、アメリカ議会での[香港人権・民主主義法案]可決を求めて行われる。
13日には、香港取引所HKEXが11日に提示していた、£316億(約¥4兆7800億)でのロンドン証券取引所LSEグループの買収提案に対し、
ロンドン証券取引所LSEは、「中国政府の介入や英米の規制当局に阻まれる可能性など根本的な欠陥あり。」として取締役会の全会一致で却下する。
26日、林鄭月娥 行政長官が市民150名との対話集会を開くも、市民らが求めた香港警察の暴力を検証する調査委員会の設置などを拒否したため、
「形式的な物」と民主派勢力は批判した。
直接対話は、2014年10月21日の『雨傘革命』の際に、民主派学生の指導者代表と、香港政府の幹部との間で行われたが、
今回は事前に、民主派指導者たちを実刑判決におとしいれる事で、香港政府の対応は計画的に後退している。
これは香港政府と香港司法、そしてそれをやらせた中国共産党の卑劣な謀略なのだ。
■ バーナデット・チェン
香港人、Web記者。SNSニュースサイト:フレッチャー・ロビンソン社。
29日、『中国共産党の独裁に反対する世界同時デモ』が、香港警察の許可が下りぬまま決行され、民主化デモ隊は香港警察と衝突を余儀なくされる。
そんな中、香港の灣仔地区でデモ参加者や、取材中のジャーナリストの一団へ向け近距離から発射された、香港警察のゴム弾が、
はっきり ❝プレス❞ と書かれるベストを着用した、インドネシア人女性記者の防護ゴーグルを撃ち破り顔面へ直撃、
右目を失明する事件が弁護士により明らかにされた。
A Video can also capture the moment.
No mention that Rioters were there or throwing things at officers by her, why?https://t.co/z1T2NabE2a— TheSaint (@Peter63662755) October 3, 2019
2019年10月1日は、1949年10月1日に毛沢東が、天安門広場で中華人民共和国の成立を宣言してから70年を記念する、
中国共産党にとって特別な『国慶節』に対抗して「民主化運動の決戦日」と位置付け、
11月24日に実施予定の、香港の区議会議員選挙を目標に、【普通選挙の実現】を中心とした『五大要求』を求めるデモを決行。
このデモが、香港警察の催涙弾と、デモ隊の火炎瓶の応酬となり、それ迄でもっとも激しく危険な状況へ発展して仕舞う。
同日1日には、香港の10ヶ所以上で民主化デモが行われ、九龍半島の荃湾では、
香港警察が至近距離から、デモ参加の高校2年生男子の胸へ向け実弾を発砲、エリザベス病院に搬送され一時は重体だったが、
This video captures the moment a police shot a live round at extremely short distance into a protestor’s chest.
Source: HKUSU Campus TV#HongKongProtests #hkpolicebrutality pic.twitter.com/13d7SDwFDa
— antiELAB (@anti_elab) October 1, 2019
手術を受け今は命を取り留め、翌2日には意識を回復したと発表される。弾丸は心臓の左側約3センチの位置にあった。
香港警察はこの一日だけで4ヶ所、合わせて実弾6発を発砲、残りの5発は威嚇射撃だとしているが、
180人以上が警察に拘束され、医療機関によれば翌2日の午前中までで負傷者は140人に及んだ。
デモ参加者が実弾で撃たれるのは今回が初めてであり、
4日の夜にも、香港警察はデモ参加者へ向け実弾を発射、14歳の少年が太ももを撃たれ、命に別状はないものの病院に搬送される。
撃たれた瞬間の映像は、またたく間にSNSで拡散され、
そこへ映し出されるのは、中学生から20歳前半の香港の若者たちの、今までこの手にしっかり握りしめていたハズだった香港の自由が、
こぼれ落ちようとする深刻な将来に、強い危機感を抱き、先頭を切って民主化デモの中心となる姿だった。
同4日、林鄭月娥 行政長官は、デモ参加者がマスクで顔を隠し過激さを助長させているとし、
緊急情況規則条例を発動させ[覆面禁止法]を翌日5日午前0時から発効すると発表。中国政府は即座にこの条例を支持したが、それもそのはず、
ウイグルやチベット、南モンゴル(内モンゴル)、モン族(ミャオ族)の人々の統制に、
中国共産党は【天网工程】なる、監視カメラと電脳網をつなげた人工知能による監視社会を構築しており、
顔認識システムを中国企業に研究させ、デモ参加者の顔情報を取得し、香港弾圧に転用するのが目的なのは明らかだ。
これに対して多くの香港の若者は、ワザと様々なマスクを着けたデモを以て抵抗の意を示した。
【昨日速覽】
香港之路2.0,反對《禁蒙面法》。 pic.twitter.com/ahQr9NSaOv— 9O (@9Ovvv) October 19, 2019
香港の民主派指導者は、中国共産党が裏で糸引く香港政府と香港司法により、ことごとく有罪へ陥れられている。
2019年、民主化デモンストレーションが謳う『the “water revolution” 水の革命』の合い言葉は「水を撃つ事は出来ない」だ、
・相手を分散させるため、同時多発のデモで撹乱し「水のように柔軟に」
・警察や暴力集団と対峙した時は「氷のように強靭たれ」
・相手が準備できないよう「露のように集まり」
・逮捕されず、次の闘いに参加するため「霧のように拡散せよ」
『水』を象徴する色は黒であり、民主化デモ隊の衣装がやはり黒となった。
新世界秩序④ 九龍籠城(The Besieging Demonstrators in Kowloon)1
新世界秩序③ 香港人かく闘えり(Hongkongers fought like this)5
新世界秩序(New World Order)
秦氏千年の計14 チベットの吐蕃王国
香港太子駅襲撃事件【831太子站事件】2019年8月31日
|