「元始、女性は太陽であった」
女性解放運動家 平塚らいてう の言葉です。
いつから、女神である天照大御神を国民の総氏神とするこの日本で、女性が差別を受けるようになってしまったのでしょう。
結論から言えば「女性差別」の元凶は、江戸時代の新儒学(儒教)である『朱子学』の導入が深く影響を及ぼしています。
明治維新は民主主義を目指し行われました。
アメリカでは身分など無く誰でも選挙へ立候補ができ、その中から大統領が選ばれていることを知って驚嘆し、語り合った幕末の若者たちは、
「日本もそんな国にしたい」と考え、
だからこそ板垣退助は民主主義を諦めることなく、「自由民権運動」に邁進します。
あの時の想いを忘れるな、約束を守れと、
実は、第2次世界大戦の前に日本で民主主義を実現するべく、多数政党制と普通選挙は行われていました。
しかしそこに産声を上げた物は、男性のみが賛成権を持つ「女性差別」の不完全な普通選挙だったのです。
「女に教育は要らない」と、
近代化したと言うのにまだ日本は、江戸時代 中期以降に広く蔓延する女子教訓書『女大学』の毒に侵され、その精神はすっかり病んでいました。
安土桃山時代までは女城主など、権力者側に女性が居ても当然の事であった日本だったのです。
たとえ政略結婚であったとしても、戦国大名は妻の言うことを良く聴き、
関白太政大臣であった豊臣秀吉の母は大政所、妻は北政所と、天皇より宣旨をもって特に位階と共に授けられました。
当然、下位の大名たちは皆が彼女たちに平伏することとなり、
そして戦国時代・安土桃山時代時代までの、これが常識だったのです。
ところが……
「夫を絶対者として服従しなさい、夫にさからえば天罰が降る」
儒学を諸悪の根源とする、頭の可笑しな『女大学』のこの考え方が、昭和に成っても未だ日本に巣食っていました。
そしてその狂った『男尊女卑』は、現代に至ってもなお、何処かで日本社会を蝕み続けているのです。
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元始、女性は太陽であった―平塚らいてう自伝〈1〉 (国民文庫) 文庫 平塚 らいてう (著)
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