② コロナの城(The Corona Castle)5

 「中国には春節連休と言うのが毎年7日間あるんだが、2020年は1月24日から30日まで約30億人が移動して、故郷に帰省する人が多い、

しかし最近では国内外へ旅行する者も増えているね。これでウイルスが拡散されてしまうだろう……

 これを止めるすべがあれば良いんだけどね―――― それと、
 

 2020年11月3日には、第59回アメリカ合衆国大統領選挙が実施されて、アメリカ合衆国大統領と副大統領が選出される訳だけど……

 さっき、『2018年9月の【選挙インフラ】にサイバー攻撃やハッキングで不正選挙が起きた場合の大統領令』って言う話しも有ったね、

 ―――― この、武漢ウイルスがアメリカ大統領選挙へどう作用するのか、またはしないのか、これも考えて置かないといけない――――
 

 2001年9月11日の【アメリカ同時多発テロ事件】そして、一週間後に起きた2001年9月18日と、同年10月9日の【アメリカ炭疽菌事件】以来、

 世界の潮流は『サイバー(電脳情報通信)とバイオ(生命工学)』へ完全に移行していて……

 【炭疽菌事件】自体が、アメリカの危険なウイルス研究を中国共産党の手へ渡すための策謀だった可能性も有る。

 武漢P4研究所を作ったフランスの専門企業も、誰かさんがうけおって役回りを割り振られただけかも知れない。
 

 こう言ってしまえば、全てが計画通りにしか聞こえなくなるけれど、

 トランプ大統領 云われるところの【ディープステート】つまり、国際金融資本家やグローバリストなどの『市場原理主義』者とか――――
 

 もし、世界的なウイルス感染が起きて、なんらかの方法で財産を増やす奴らがいたら、そいつらは感染拡大の実行犯か、

 少なくとも、それを知っていた共犯の可能性があるね。

 感染爆発でどれだけの命が失われるのか、加担した連中には厳罰と賠償が必要だと言って置くよ。
 

 ただ世の中、綺麗事ばかりじゃない。実際、今ここでこう言う話しをしてるし、つまり予測はできている。

 僕が騒ぐ事でウイルス感染が防げるのならいくらでも騒ぐけどねぇ、ビル・ゲイツ氏やドクター・ファウチ以上の影響力が、僕に有るとは思えない……」
 

 ひととおり思いのたけを友と語らい、私は深く息を一つ付くと、

そろそろ有りていのところをホームズへ伝える事にする。

 「今、軍医へ復帰しようと考えてるんだけど、だから開業医を辞めて勤務医になった。」

 「うむ、博士号を取得したロンドンのセント・トーマス病院だね、勤務してるのは。」
 

 「―――― 君だから話すが、軍関係者と接触してて、今話した情報の中にはイギリス軍からの物も有ってね、

 我々が心配してる香港情勢も聞いてるよ。」

 「ああ、僕の身体が二つあれば……」
 

 「…… シャーロック・ホームズの名前を出した上での話しだから心配はいらないけど、

 『これら内容の取り扱いには注意して欲しい』との事だね。」
 

 「分かった。僕の方こそ、くわしい仕事の中身が話せなくてすまないと思っている、」

 「いやいや、お互い様だよ、」

 「―――― あらためてありがとう、ジョン!」

 「こちらこそありがとう、シャーロック!」
 

 「最後に。」

 と、シャーロック・ホームズは付け加えた。

 「お金もうけのためだけに、こんな大がかりな事をやるだろうか、

 ―――― ディープステートは、武漢ウイルスを中国共産党にやらせてその先に、なにか別の計画を狙っているんだろう。」

 「別の計画?!」私はホームズのその言葉に、ハッと画面の彼に見入って聞き返す。


ビッグ・ブラザー(偉大な兄弟)
小説『Nineteen Eighty-Four(1984年)』に登場、一握りの支配者たちを擬人化した物。

 
 「【The Great Reset(大いなる再設定)】の開始、

 1999年のアメリカ映画『The Matrix(マトリックス)』や、イギリスの小説『Nineteen Eighty-Four(1984年)』の世界、

 人類はただ『panem et circenses(パンとサーカス)』を消費するだけの家畜へと成り下がる【新世界秩序(New World Order)】の構築――――」
 

 私にはわかるのだ、誰よりも共に行動してきた、

 我らが友人シャーロック・ホームズが鷲となって一足先へ飛び立ってゆく。
 

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本当はこわくない新型コロナウイルスー 最新科学情報から解明する「日本コロナ」の真実 単行本(ソフトカバー) 井上正康 (著)
 
いつもありがとうございますm(_ _)m
                  
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